[鼎談]子どもたちに託す、十年後の高山へのメッセージ。今、心に映る高山をいつまでも。/作家・クレヨンハウス主宰落合恵子/写真家稲越功一/高山市長土野守

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「高山らしさ」とは、何だろう。
古い町並み。匠の技。祭りの数々。思い浮かぶものは人の数だけあるけれど、そこに共通するのは、人とまちが一体になって培ってきた「高山の精神(こころ)」。時代を呼吸しながら変わるもの、時を越えて変わらないものを織り交ぜながら、それはゆったりと進化を続け、ここまで受け継がれてきました。
市制施行七十周年という節目に、次代を担う世代に高山という地でどのように生きていってほしいのか。
高山好きを公言するこの三人が、それぞれの思いを語り合い、高山のDNAを秘めた子どもたちにメッセージを託します。

写真家

稲越功一

一九四一年、高山市生まれ。
一九七〇年からフリーランスの写真家として活動を開始。エディトリアルの撮影をする一方で、多くの写真集、著書、展覧会を国内、海外において出版・開催。
二〇〇六年には「遠い雲、中國」をキヤノンギャラリーで。
稲越功一の視点+銀座の歴史展をハウスオブシセイドウで開催。
近年は「私の好きな高山」をテーマに、高山市の小学生たちに写真撮影を通してふるさとを見つめる活動も続けている
作家・クレヨンハウス主宰落合恵子 作家・クレヨンハウス主宰

落合恵子

一九四五年、栃木県生まれ。
明治大学卒業後、文化放送に入社しアナウンサーに。その後、作家活動を始め、一九七六年には子どもの本の専門店、環境ホルモンフリーの木の玩具専門店、女性の本の専門店、オーガニックレストラン等をオープン。幼児保育雑誌「クーヨン」発行人。
「楽しく考える」をモットーに、文化、教育、食の安全などのテーマを、子どもや女性、高齢者の目線で追求している。
最近の主な著書
「母に歌う子守唄…わたしの介護日誌」(朝日新聞社)  
「絵本屋の日曜日」(岩波書店)他
高山市長

土野守

一九三六年、高山市生まれ。
中央大学卒業後、旧自治省大臣官房参事官などを歴任し一九九四年から高山市長に。市町村合併で生まれた新しい高山市の初代市長として「市民が安全、安心で快適に暮らせるバリアフリーのまちづくり」を推進中。趣味は読書、旅行、美術品鑑賞など。


高山市長土野守/作家・クレヨンハウス主宰落合恵子/写真家稲越功一

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